石川さんちでは、一日あたりのご利用者数は12名までとなっております。そのため、スタッフとご利用者の方が近い距離でふれあいと会話を行えるような体制をとっています。大規模デイサービスと比べ、より細かなサービスとぬくもりのある自宅の延長といったサービスを心がけています。
介護予防認知症対応型の指定も受けておりますので、要支援の方についても万全の体制のもと受け入れを行っています。
石川さんちでは、機能訓練項目の中に「車両乗降動作」を取り入れています。認知症の進行により、乗車拒否をされる方、シートベルトの方法を忘れてしまう方がいらっしゃいます。在宅での生活で欠かせないスムーズな通院や買い物にご家族の負担にならないようスタッフが乗車状況を確認しながら実施しています。
当事業所には、3台の車両を用意しており、ご利用者の方を外出レクリエーションにお誘いしています。初詣、花見、なし狩り、お買い物、外食といったリフレッシュや社会見学へお連れしています。
※外出は定められた条件を満たしているご利用者の方が対象となります。
【送迎のサポート】
一般的なデイサービスの送迎では、用意のできないご利用者の方、休みがちなご利用者の方をお断りすることもあります。しかし、石川さんちを利用される方が「認知症」であることが前提となっていますので、ご家族のご協力のもと、「朝の着替えができない方」「戸締りのできない方」「気分が乗らない方」に対しても、ご一緒に身支度をお手伝いしたり、再度お迎えに上がるなど対応しています。送迎の難しさを理由にデイサービスの利用を躊躇される方は、まずはご相談ください。
石川さんちの入浴は、スタッフとご利用者の方の1対1での完全個別入浴としています。
認知症の方には、怪我をしても忘れていたり、異常に気付かないことがあります。そのため、入浴時には清潔保持以外にも身体状況の確認(打撲や浮腫み)を行っています。また、男性利用者の中には女性スタッフによる入浴介助に抵抗のある方もいらっしゃいます。そのような場合には男性スタッフが対応いたします。
※入浴は、浴槽またぎが出来ることが条件となります。また、健康チェックにより状態が安定しない場合は入浴は中止となります。
石川さんちでは、常時看護師及び准看護師を配置しています。サービスご利用時に、「体温、脈拍、血圧」を測定し健康チェックを行っています。また、月に一度体重測定を実施し、体調管理を行っています。ご利用中に体調不良になられた場合や状態が安定しない場合はご家族による受診をお願いしています。
自家菜園による野菜の栽培や収穫をご利用者の方と一緒に行うことによって「季節」を感じて頂いています。また、石川さんちの昼食は、機能訓練の一環として準備の段階よりご利用者の方に手伝って頂くことから始まります。石川さんちの調理スペースは利用スペースから見える位置にあり、「匂い」がすぐに感じられるようになっています。食材も旬のものにこだわり、ご利用者の方の食欲をそそる仕組みづくりを行っています。
石川さんちの機能訓練は、「日常生活に必要な機能の維持」を目的として、ご利用中に行う動作すべてが機能訓練と捉えています。年間を通しての見当識改善の為の四季を感じる外出レクや他者との協調性を維持する共同作品の制作などを行っています。
一人一人のレベルに合わせたレクリエーションを行っています。帰る前に「もう終わり?」「楽しかった」と言葉が自然にでるようにスタッフが一丸となり、「脳力・体力」に訴えることができるレクリエーションを考案しています。
介護での悩みを抱えている方に対して、現在、介護をされている方、石川さんちを以前利用されていた家族の方とのご家族同士が交流する場の提供や手助けを行っています。また、連絡ノートや送迎を通じてご家族のお悩み相談にも乗っています。
石川さんちの定休日は、年末年始と日曜日となります。それ以外の祝日やお盆も通常通り営業しています。
石川さんちでは、常時看護師及び准看護師が配置されていますが、ご利用者の方の容態の急変時におきましては、迅速な救急車対応にて処置することを徹底しています。